コンサルタントブログ

人生を変える言葉

皆さんの中で人生を変えた言葉があるでしょうか?
本でもTVでも、将又知人に言われた言葉など様々な場面がありますね。
私はマネジメント経験の中で大きな影響を与えた言葉があります。
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
これは山本五十六の名言です。
彼は当時、連合艦隊司令長官という役職に就きながらもアメリカとの戦争に最後まで反対した人物で、当時戦争に反対するということは、周りの人々を敵にまわして、とても危険なことでしょうし、その役職の人間が反対するのであれば相当な反発ですね。
しかしながら信頼は厚く部下からも慕われていた面倒見の良い性格だったようです。
これは当時プロジェクトの担当責任者だった頃、まだまだマネジメント自体の意味も理解していない程スキルが低く、どう部下をマネジメントすればいいか分からず、駆け出しのコンサルタントとしてもがいていた私を見て、当時直属の上司に「やってみせ背中で引張っていきなさい、君は山本五十六になりなさい」と言われて知った言葉でした。
まだ山本五十六という人物をよく理解しておらず、言われてすぐにに山本五十六の本を買いに行ったのを覚えていますが、それ以来マネジメントの基本をこの言葉を手本としてきました。
当時の上司であった彼は今でも尊敬すべき人で、私が今の経営コンサルタントをするにおいての原点になる方でした。
当時まだスキルがない私を、能力的にも精神的にも鍛え頂いて、お会いした時は、こんな凄い人がいるのかと思ったものです。
マネジメントに関わらず人を変えることが出来る言葉は素晴らしい。
何かのキッカケになったり正されたり、なにより勇気をくれます。
戦争をしていた時代で、全く世界が違うのにも限らず、時代を越えても素晴らしい人物はいるもので、IT社会などデジタル化した現代でも、まだまだ過去に学ぶことも多いのではないでしょうか?