コンサルタントブログ

【人材が資産で利益を生む】

会社の利益率を上げる為にはどうすべきかご存知ですか?

それは
スタッフのスキルを上げることです。
ではなぜスキルを向上することで利益が増えるのでしょうか?
簡単に言うと
仕事の難易度によって支払われる対価が変わるということです。
建設業で例えてみます
建設業と言っても色んな仕事がありますが少しピックアップしてみます。
そしてその工事を行っている作業を平均的な日給のランキングと共に下記に挙げてみます。
Rank1
街中でスコップを持って穴掘りしている作業員
日給¥8,000~10,000

Rank2
その穴掘りをしている横でショベルカーで大きな穴を掘っている重機作業員(車両系建設機械)
日給¥12,000~15,000

Rank3
その横で照明を取り付けている電気作業員(二種電気工事士)
日給¥16,000~20,000

Rank4
照明に流れてくる電源の高圧電気作業員(一種電気工事士)
日給\20,000~25,000

Rank5
その全体の工事を管理する人(一級施工管理技士)
日給\22,000~30,000
これらを見られてどう思われるでしょうか?
「こんなに日給違うの?」って思われましたか?
そうなんです。これが仕事のスキルによって変わる利益率の違いです。

実際には肉体的負担でいくと逆になりRank1が一番キツイです。
Rank2は重機機械を使う資格と操作技術、資格は4日間で取得出来ます。
Rank3以上は国家試験に合格する必要がある国家資格です。

体を動かす代わりに頭で稼ぐといったところでしょうか
その為資格はノウハウの構築によって限られた人材だけが得られる利益となります。

建設業の世界では実力が全てだと思われがちですが、実は資格が全てです。
過去の工事現場の大事故などの教訓から資格者でなければいけないという作業が非常に多くあり、いくら技術があっても資格を持っていなければ工事現場に入ることさえ許されません。
このようなスキルピラミッドが形成されていることで、一般作業員はいても責任が課せられる資格者が行う作業員は不足しているのが実情です。
実際は一般作業員自体もオリンピック需要などから不足している状況ですので、資格者においては仕事はあるが出来る人がいないという事態になっています。

今回の例は建設という分かり易い例えでお話しましたが、どの業種でも変わりません。
会社の利益率を上げたければスキルを向上させることです。
経営者においては、社内の人材育成が確立されているかどうか?ということが問われています。

会社の資産に直結していくのですから面倒がらずスタッフに目を向けてレベルアップを目指しましょう。

リスクとしては、スキルをもったスタッフがヘッドハントされたり独立することかもしれませんが、それを考えていては何も始まりませんし、社会にハイスペックな人材を創出するというような大義であるべきかもしれませんね。

 

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