コンサルタントブログ

長く必要とされる会社とは

45年ぶりの大雪だけあって凄かったですね。
皆様大丈夫でしたでしょうか?
この雪で喜んでいるのはこども達だけのような気がします。
本日は長く必要とされる会社とはです。
平成24年の法人登記数は約117万社です。(いわゆる起業した社数です。)
これだけ多くの企業が登記されますが、会社として存続するのは大変。
(休眠会社等の倒産企業に含まれないものもありますので、正確な会社生存率は分からないのですが)
凄い数が起業し、凄い数の企業が撤退及び断念しているといことですが、存続している会社としていない会社の差はなんでしょうか?
とても簡単に言うと、企業として生きる意味は、「必要とされるかどうか?」ということです。
即ち顧客満足に尽きるということが言えると思います。
ここで言う顧客は売上及び利益になる存在のことですが、何に対しても顧客から評価されなければ会社を存続することはありません。
私が今まで2000社以上の経営者の方々にお会いしお話を伺いましたが、色々な方がいらっしゃいました。
「とにかく利益をだして自分だけ儲かれば良いよ」
「社員なんか駒なんだから、仕事が無くなったら辞めさせればいいんだよ」
「期待してついてきてくれた社員の雇用を守って、良い思いをさせたい」
「借金が多くてどうしたらいいか分からない」
「上場するのがカッコイイと思って起業しました」
「利益が出て、これから大きな事務所に移転する予定です」
正しい正しくないは別にして、様々な意見があり、会社が動いています。
企業としての判断は経営者が握っています。
この判断と会社や経済動向の流れで、売上や利益が上がったり下がったりします。
そんな中で、10年以上経営され、一般的価値として成功しているレベルの方々を見ていくと、
「日々信頼を積み重ね堅実な経営をする」ことが、会社存続の基本にあることを多くの経営者の方々から学びました。
当然、起業したてのベンチャー企業では、何もかもが不足している状態が一般的ですから、
色々な苦難もあり、会社組織としては不安な部分も多くあるでしょうし、「そんなのキレイ事だよ」と言われることでしょう。
会社はキレイ事では片づけられない部分も少なくないでしょうし、やるやらないではなく、良いことも悪いことも知っておく必要がある世界です。
良いことは見本にし、悪いことは理解しておくことで、リスクを回避していく。
ビジネスを勉強するのは当たり前ですが、経営者として成長するにも日々勉強が必要です。
「日々信頼を積み重ね堅実な経営をする」という言葉の中には沢山のメッセージが隠されています。
信頼と堅実の逆を言うと、
組織がキチンとしていない事や、顧客や取引先、社員からの不満が解消されないことです。
これらが解消されないことで、それぞれが離れていくことに繋がり、結果的にはリスクの爆弾を抱えるような状態になります。
長くビジネスを存続させる上では、基本に忠実に確実に経営することが重要なポイントになってきます。
そして存続することに関わる方々に感謝することです。
それを思うと30年企業って奇跡みたいな会社ですよね?
30年働ける環境があること自体が凄いことです。
起業した最初の頃は今を存続させるだけで精一杯ですが、各社成長スピードは違うものの、大義をもって実現したいことを指し示し、顧客満足を積み重ねていくことで少しづつ成長していくものです。