コンサルタントブログ

【業界用語ってカッコイイですか?】

業界によって専門的な業界用語があるものです。
私の職業であるコンサルタント業界にも用語があります。
正直私はあまり好きではありませんが、良い部分と悪い部分があるのでお話します。
かなり前の話で、私が初めてコンサル会社に勤務した時、会議や打合せが業界用語だらけで理解不能になりました。
何とか理解しようと何日も徹夜して本を読み漁って覚えたのを思い出します。(覚えなければ仕事になりませんしね)
入社当時はPCスキルも最低で、会議内容をパワーポイントを作ってくるように言われて、みんな1時間ぐらいで出来るものが徹夜しても間に合わなかったぐらいのレベルでした。(懐かしい・・・)
最初は周りがみんな優秀過ぎてスーパーマンに見え、自分がここに居るべき人間ではないのかと思ったものです。
その時簡単に使われていた言葉を例にあげてみましょう


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M&Aとは
企業の合併と買収のこと
アウトソーシングとは
→コスト削減やコア事業への専念のために、自社の業務の一部を外部の企業に委託すること
コアコンピタンスとは
→企業の活動分野において、最も競争力を持つその企業独自の分野・能力のこと
エビデンスとは
→証拠・根拠、証言、形跡などを意味する
コンセンサスとは
→意見の一致、合意のこと
ロジックツリーとは
→意識して上位概念を下位の概念に分解していく際に用いられる思考ツール
リスケとは
→リ・スケジュール(reschedule)のことで、スケジュールのたて直しや日程の再調整を意味する
スキームとは
→「計画された枠組み・仕組み」のことを意味する
3Cとは
→・Customer/顧客 ・Competitor/競合他社 ・Company/自社
4Pとは
→・Product/製品 ・Price/価格 ・Place/流通 ・Promotion/販売促進
4Cとは
→・Customer Value/価値 ・Cost/コスト ・Communication/コミュニケーション ・Convenience/利便性
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今お読みになっている方々はある程度理解出来ますよね?
当然ながら、業界内では短縮して内容やニュアンスが伝わりやすいので有効的なのですが、
私がコンサル会社入りたてで用語が理解出来てきた頃、家族で喧嘩をしたことがありました。
この時は相手を屈服させるために、仕事の難しい用語を並べて論じたのです。
しかし、「なに偉そうに難しいこと言ってるの?むかつく」と一括されました。
今となってはお恥ずかしい思いですが・・・若気の至りというやつですね。
本来は相手が理解しているからこそ対等に話せる言葉で、相手に理解されない言葉は上から目線になりやすいものです。
これがお客様に対してだった場合どうでしょう?
当然難しい話をされても理解出来ないのですから商談が纏まる確率は大幅に低下しますし、それ以前に偉そうに感じるます。
私自身お客様とお話をする際は極力難しい言葉を使わずに説明することを心掛けます。
(このブログではレベル感を見て用語を使うことはありますが・・・)
営業の場合、説明に慣れてくると自身の知識レベルが高くなり、何度も繰り返し色々なお客様に説明するので飽きてくることがあります。
その場合、説明が雑になり細かい説明しなくても相手が理解しているだろうと勘違いしがちです。
私の経験上、優秀な営業マン程物腰柔らか、それでいて自身に満ちへりくだらないものです。
彼らはお客様を良く観察し話のレベルを合わせて過不足なく説明をしています。
そして何より信頼されています。
相手の要望に沿い、必要な存在だということを伝えていきましょう。

http://www.skywallpartners.com/ スカイウォールパートナーズ株式会社