コンサルタントブログ

【時代によって育て方が変わる?】

飲み屋で年配の方がよく「最近の若いもんは」と愚痴をこぼすのを見ますが、ただの愚痴ではなく、それは正解で、年齢層によって確かに考え方にギャップがあるのかもしれません。
それは、そもそもの育ってきた時代背景が影響しています。
「団塊の世代」、「バブル世代」、「ゆとり世代」、「さとり世代」と時代によって世代の特徴をもった言葉が出てきます。
その時代の人が優秀かどうかではなく、特徴をとらえた言葉ですので、的は得ている言葉かなと思います。
そう考えると、当然ながら考え方も変化しているのが分かります。
最近思うこととして、
以前は新入社員などで研修をする時、苦難を体験させ乗り越える力をつける為、比較的スパルタな環境が多かったように思います。
現在も営業会社などでは、まだそのような手法を取り入れている企業も多いのですが、比較的退職者も多く出てしまう、いわゆる社員を振いにかける方法です。
こういったことは、以前より受け入れられにくい状況にきていると思います。
体質次第ではすぐブラック企業などと言われる世の中で、社員を振いにかけて切り捨てるのではなく、最大限まで活かす、能力を引き出すことが重要になってきました。
誰もが思うこととして、当然退職者は少なくて社員の能力は高い方が良いですよね?
ということは今時の新入社員はどう接していけばいいでしょう?ということになります。
確かに私自身も研修や部下の指導の中で、
「言ったことを理解しているのか分からないなぁ」
「何か伝えても響かないなぁ」っと思うことは多くありました。
しかし相手を理解しようと考えた時、伝え方が悪いのかもしれないと考えました。
正直、インターネットやパソコンなどの普及で、スキルに関しては比較的変わらないか、むしろ高いレベルかと思います。
問題があるとすれば、コミュニケーションや情報収集方法が変化して来たことで、日頃の人間関係が希薄になっている世界で育ったことが一因しています。
その為、私含めコンサルタントが指導の際心掛けていることは、何事も感情をもって伝えるということです。
生々しさや人間らしさという当たり前のことが特に重要視されています。
必ず自分の子供のように手をかけることです。
一人でやらせる時はフォローを強めにするなど、能力が定着するまで手をかける。
勿論コミュニケーション能力が高い子達も多いのですが、それは世の中で直に体感してきたからでしょう。
比較的、対人間同士のコミュニケーションが出来ないことで、感情が表に出てこないということ、表現の仕方が分からないこともあります。
変な話ですが、最終的には人対人で仲良くなれるかという単純なものかもしれませんね。

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